昨年から「自然農」っぽい感じで家庭菜園をやってみたいと思いまして、動画を見たり本を読んだりしながら、見様見真似でやってきました。誰かに習ったわけじゃいですけど、試行錯誤しながら。
「なんで自然農?」…と問われますと、その答えは、「雑草取りしたり耕したりしなくて良いなんて、楽そうだから」…という、最初はそんな極めて不純な動機だったりして…(苦笑)。ですけど、単純に「自然の中で、雑草の中で、野菜が育つ」…というのは、興味深くて面白いですよね!
そんな感じで色々な本を読んでみているのですが、その中にこんな本がありました。
地球温暖化を回避するために何ができるのか、様々なテーマについて最新の知見をまとめた本…って感じでしょうか。
本当にたくさんの話(100個ですが)が書かれているのですけど、その中に、「リジェネラティブ農業(環境再生型農業)」という話が出てきます。
この「リジェネラティブ農業(環境再生型農業)」というのが、「自然農」に非常に近い考え方なんだろうな~っと思いました。
リジェネラティブ農業(環境再生型農業)とは、「やせた土地と回復させる農法」なのだそうです。そして、その基本は次のとおり。
- 耕さない不耕起栽培
- 多様な被覆作物
- 農地そのものに地力をつける(外部からの養分投入は不要)
- 農薬や化学肥料は一切使わないか最小限にする
- 複数の作物の輪作
ほら、自然農っぽくないですか?
この本によれば、農業は地球温暖化の一因なのだそうです。もともとこの大地には、長い長い年月をかけて今よりずっと多くの炭素が蓄積されていました。そこに人類による農業が始まり、大地は耕されました。これにより人為的に大地は活性化され確かに農作物の収穫量は増えたのですが、大地に蓄積されていた炭素はどんどん消費され、莫大な量の二酸化炭素となって大気中に放出されることになりました。これが地球温暖化の一因となっている。簡単に説明するとこんな感じでしょうか。そこで環境再生型農業によって、再び炭素を大地に戻そう…というわけ。詳細は前述の本をお読みください。
こういうの読んじゃいますと、普段の農作業も、雑草刈りも、雑草マルチも、「あー、こうして地球環境に役立ってるのかな~」…なんて思えて、なんか嬉しくなりますね!
まあ、うちの家庭菜園程度の面積じゃ、地球への影響はほとんど無いとは思いますけど(笑)。