NHKスペシャルの「超・進化論」、ご覧になりましたか? この第1集がですね、自然農、環境再生型農業、リジェネラティブ農業的にもとっても面白かったので、ご紹介します。
こちらの番組なのですけどね。
自然農、環境再生型農業、リジェネラティブ農業の分野ですと、様々な多様な生命が畑に生きていることを大切にしますよね。そんなわけで、雑草なども撲滅するのではなく、ほどよく共生するという考え方で、我が家の畑も試してみております。
そんな感じで雑草を活かす理由として有名な話として、「植物は助け合っている」…という話。
もともと、従来の生物学農学の分野では、植物は栄養分を奪い合う競争関係なので、野菜の競合相手となる雑草は滅ぼそう!…という発想だったわけです。しかし、自然農、環境再生型農業、リジェネラティブ農業の考え方では、植物どうしは根っこの菌でつながっていて、互いに栄養分などをやり取りして助け合っている…と、そういうことが言われているわけです。
そんな最新の生物学の研究が、色々な実験映像などを紹介しながら述べられているのが、こちらの番組でした。
特に面白かったのは、袋をかぶせて光が当たらないようにした苗木の実験。半年も光が当たらないようにすれば枯れるのが当然なのですけど、しかし、隣の光が当たっている苗木と菌根菌でつながっていると、光が当たらない苗木も半年間生きのびたという実験でした。実際にラベリングした炭素を使った分析で、光が当たっている苗木から光が当たらない苗木へと、栄養分が移動していることが確認されたのだとか。面白いですね!!
他にも、イモムシに葉が食べられたときの植物の反応やコミュニケーションなど、面白い実験映像がいっぱいのこの番組。とっても面白く拝見いたしました。