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リジェネラティブ農業(環境再生型農業)・自然農の考え方で家庭菜園

#卵の殻 を自然農の畑に撒くのはアリですか?2023.06.01

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2023.06.01

 畑に撒くシリーズ第三弾です(笑)。自然農の畑に卵の殻を撒くのはアリですか?

 

 

卵の殻の使い道:

 このところお値段高騰している卵ですが、暮らしの食卓には欠かせないものですから、我が家でも毎日消費しております。

 そんな卵の殻、地域によってゴミの分別は違うかもしれませんけど、我が家のあたりでは生ごみとして排出するのが普通のやり方です。しかし、何か使い道はないのでしょうか。

 

卵の殻の成分:

 卵の殻(卵殻)の成分は9割以上が炭酸カルシウムだそうです。そして、卵の殻についてくる薄皮(卵殻膜)はタンパク質。

 

ja.wikipedia.org

 

 炭酸カルシウムって、どっかで聞いた気がするなぁ~???

 

卵の殻を土壌改良剤(肥料)に:

 

 農業で使われる土壌改良剤って色々あるわけですが、ホームセンターなどでも普通に「生石灰」「消石灰」「苦土石灰」「有機石灰」といったものを見かけます。

 …ということで、卵の殻は有機石灰にあたるようです。

 

botanica-media.jp

 

 そんなわけで、卵の殻を畑に入れても問題はなさそうです。実際、卵を大量に使用しているキユーピー株式会社では、大量に排出される卵の殻の有効活用を行っているそうです。

 

getnavi.jp

 

卵の殻を畑に撒くと…:

 そんなわけで私、卵の殻を畑に撒いてみたわけです。…と申しましても、野菜の植えてある畝上に直接というのはやはり憚られまして、畝と畝の間の通路に撒いてみたわけです、ポンと。

 

 畝と畝の間の通路に撒く理由については、こちらの文章を改変してコピペしておきます。

 

natural-garden-farm-hokkaido.hatenadiary.com

 

 通路に撒かれた卵の殻は、微生物の作用で分解され、通路の雑草の養分となるはずですよね。通路の雑草はその養分を吸って成長することでしょう。こうして育った雑草はやがて刈り取られ、雑草マルチとなって畝の上に積まれます。雑草マルチは再び微生物によって徐々に分解され、土に還っていきます。そして、その養分を使って野菜が育つ…と、そういう目論見でございます。

 これなら、環境に急激な変化を与えずに、卵の殻はマイルドに少しずつ自然農の畑の循環の中に組み込まれていくのではないかな…と、推測したわけです。

 

卵の殻をそのままポンしたら、ちょっと問題が:

 しかし、卵の殻をそのままポンと畝の間に放っておくと、ちょっと問題がありました。

 問題の1つは、卵の殻にカラスが興味を持ってしまうこと。カラスにとって卵の殻は美味しそうに見えるのでしょうねぇ。同じ鳥でもスズメはカワイイですしあまり悪さもしないので良いのですが、やっぱりカラスが畑に居つくのは問題があります。

 もう一つの問題は、なかなか分解されず卵の殻が長期間残ってしまうこと。見た目という点ではやっぱり卵の殻がそのまま畑に長期間あるのは、カッコ悪いですよね。

 

卵の殻を粉砕して撒く:

 そんなわけで、卵の殻を畑の畝の間に撒くにあたって、ひと手間加えることにいたしました。それがこの記事冒頭の写真です。

 

 

 はい、わかりましたね? ミキサーです。卵の殻をミキサーで粉砕して畝間の通路に撒いている私です。

 これですと、カラスが興味を持つこともありませんし、すぐに雑草に紛れ土に混じって目立たなくなります。たぶん分解速度も早まると思います。

 

 あ、もちろん、料理に使うミキサーとは別のものを使っております。家族が嫌がるものですから(苦笑)。

 

結語:

 そんなわけで、もう1年以上にわたって、毎日のように卵の殻をミキサーで粉砕して畑の畝間の通路に撒いている私です。有機石灰(炭酸カルシウム)の畑への効果はマイルドでゆっくりだそうですので、成果はまだまだこれからですが、知らず知らずのうちに畑に良い影響が出てくれるんじゃないかな?

 

 最後に、今回もこの文章をコピペしてこの記事を締めたいと思います。

 

 自然農、リジェネラティブ農業(環境再生型農業)の考え方では、本来の自然が持っている循環を大切にしますよね。しかし、全くの自然状態ではない畑での出来事ですので、自然環境と完璧に同じ循環を再現することなどできないと思っております。そこには必ず何かの欠落があるはずです。

 そんな欠落の原因の一つは、間違いなく「収穫」だと思うのです。トマト1個を収穫すれば、トマト1個分の養分が畑の外へ持ち出され、畑の循環から出ていきます。これを何等かの形で畑に補給してあげる必要がでてきます。

 その時、ホームセンターから堆肥を買ってくるというのもアリではあるのですが、せっかく環境のことを考えた自然農、リジェネラティブ農業(環境再生型農業)をやっているのでしたら、もっと環境に良い方法を模索したいと思った私です。

 そんなわけで、もともとは生ごみとして排出されていた卵の殻を畑に入れることで、長く畑の循環の中に留まってくれるとしたら、それって地球環境にも良いんじゃないかと、そう思った次第であります。

 

 いかがでありましょうや? ちょっとSDG'sっぽくないです? 小さな小さな取り組みですけどね。

 

 

 

natural-garden-farm-hokkaido.hatenadiary.com

 

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 ちなみに、YouTubeで検索してみると、大量の動画が出てきますね。