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リジェネラティブ農業(環境再生型農業)・自然農の考え方で家庭菜園

スギナ対策。除草剤を使うとかえってスギナが増える? 2022.06.02

2022.06.01

 我が家の裏手には赤平市市道が通っております。砂利道です。市道なのですから赤平市が管理すれば良いのですけど、全然管理されておりません。一昨年までは毎年雑草が大量に蔓延って、すごいことになっておりました。

 

 

 しかし、昨年から私が自分の家庭菜園で自然農を志し、マルチングのための雑草を欲するようになり、事態は変わりました。

 今や、この市道は我が家の専用雑草刈場となり、その反射的作用により、すっかりきれいになってます(笑)。

 

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 うむ! すばらしい!

 

 週に何回か、コロコロ芝刈り機で雑草刈り。

 

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 ところで、下の写真にご注目。同じ市道の隣家周辺付近です。道路中央部にも雑草が生えているのですが…。


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 道路中央部。手前部分は私がコロコロ芝刈りしております。一方、奥の方は隣の方が昨年秋に除草剤を撒いたようです。

 その結果、生えている植物がすっかり違ってしまっていることに気付きました。

 

 私がコロコロ芝刈りしてる部分は、シロツメクサを中心に、色々な雑草が生えてます。

 

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 一方、上の写真と異なり、隣の方が昨年に除草剤を撒いた所はスギナばかりが目立ちます。

 

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 これは何となく昨年から思っていたことなのですけど、入念に雑草取りをしたり除草剤を撒いたりした場所では、逆にスギナが大発生して群生していくような気がするのです。一方で、多様な雑草が残っている場所では、スギナは大人しくしております。

 

 以前にこんな話を聞いたことがあります。広島に原子爆弾が落とされたあと、「被害地には放射能の影響で50年間草木一本生えない」とか言われたそうです。しかし、翌年にはもう雑草が生え始めました。それがスギナだったのだそうです。

 

 思うに、スギナは空白地に最初に進出する先駆植物的な役割を自然界で担っているのではないでしょうか。そんなわけで、入念な雑草取りや除草剤や原子爆弾で植物がいない空白地ができると、その再生力と増殖力で真っ先にそこをスギナが埋めてくれるのでしょう。そして他の草が増えてくると、スギナはひっそりと静かになっていく…と。スギナは自然界の絆創膏のような役割をしてるんじゃないでしょうか。

 

 そう考えると、スギナも愛おしく思えてきました。究極のスギナ対策は、草取りや除草剤で砂漠を作ることではなく、絆創膏の必要ない豊かな自然を育てることなのかもしれません。