2021.09.07(火)
我が家の家庭菜園に毎年大量発生する草があります。うちの母はコイツの形状を嫌っていて、親の仇(かたき)のように引っこ抜きまくってましたっけ…。
しかしながら、ちょっと調べてみてビックリ!
英語でパースレイン、フランス語でプルピエ、そして日本語ではスベリヒユと呼ばれるこの草は、実は野菜だったのですね!!
もともと多肉植物好きの私でしたので、こいつを見た瞬間、「あー、なんか多肉植物だなぁ」…とは思っておりました。案の定、コイツは立派な多肉植物。なので、乾燥地でも何のその。
今年は、ナスの畝に大繁茂しました。そして、こいつが繁茂するのと時を同じくして、ナスの葉をムシャムシャ食いまくっていたウリハムシモドキを見かけなくなりました。「どこに行ったのかな~?」…と思っていたら、ウリハムシモドキたち、このスベリヒユをムシャムシャ食べてた!
どうやら、ウリハムシモドキたちにとっては、ナスの葉よりもスベリヒユの方が美味しいらしい?
そんなわけで、あちこちに生えているスベリヒユは、基本的に放任状態。地面を這うタイプの植物ですのであまり邪魔になりませんしね。
花は午前中だけ咲く感じですのであまり鑑賞できないのですけど、黄色の花が可愛らしい。うちの母が撲滅しようとしていたスベリヒユですけど、こうして見てみると十分にかわいい。
そして、さらには「食べられる!」…となると、ますます見る目が変わりますよね。我が家でも、ちょっと試しに新芽の部分を朝食の付け合わせとしてレタスの脇に乗せてみました。生のままマヨネーズを付けて食べます。シャキシャキした触感にちょっとしたヌメリ。嫌な癖やエグミなどは全くなく、実に美味しく食べられます! オメガ3脂肪酸を含んでいると聞くと、これはちょっと食べないのはもったいない。シュウ酸を多く含んでいるので、尿路結石などは気を付けた方が良いかもですね。
そんなわけで、
- 見た目がかわいい。
- グランドカバープランツになってくれる。
- 丈夫で手間いらず。
- 野菜の身代わりに、害虫の標的になってくれる。
- 食べて美味しい。そして、健康に良い。
…となりますと、これはもう雑草と呼ぶのは全く申し訳ないレベルじゃないですか?
どうしても雑草イメージになっちゃう「スベリヒユ」という名称に代えて、「パースレイン」「プルピエ」と呼べば、地位向上間違いなし。